聖神社について



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聖神社祭事暦

1月1日 歳旦祭

2月3日 節分祭

2月11日 紀元祭

3月下旬 寿齢祭

5月第3土・日 春祭(隔年神幸祭)

6月30日 大祓式

7月18・19日 夏祭

9月18・19日 例祭(秋祭)

11月15日 七五三祭

12月31日 除夜祭/大祓式


神幸行列
聖神社は、市内の主な通りにある商店街の大半を氏子として、盛大な神幸行列を行う。
氏子は中心市街地の十一商店街を含む四十四町内(約二千五百戸)です。
隔年で屋台を繰り出し、市街地を踊りを披露しながら練り歩きます。
この行列は江戸時代、安永6年(1777)から始められたと伝えられる。
神幸行列は隔年で開催され、「榊」、「麒麟獅子」、「神輿」、「屋台」、「大太鼓」が並ぶ。
本祭り(5月第3土・日曜日)の行列は聖神社を発し、鳥取市内の氏子区域をくまなく巡り、午後には神社の北参道に戻る。
聖神社の祭りの中心として行われる神幸行列は、屋台の賑やかさを氏子町民が支え、聖神社を総氏神とする町民の意気込みを今に伝える。

聖神社の神幸行列 ( ひじりじんじゃのみゆきぎょうれつ )は県指定無形民俗文化財に指定されました。
文化財の種別  民俗文化財
指定種別  県指定無形民俗文化財
分類  県指定の風俗慣習
所在地  鳥取市行徳
指定年月日  平成15年3月28日
所有者等  聖神社神幸行列保存会
参考文献  『鳥取県文化財調査報告書』第19集 「聖神社の神幸行列」、2010
アクセス方法  聖神社:JR鳥取駅から徒歩約20分



神輿
二百年以上の歴史を持つ神幸行列のシンボルであるみこしは本体の歪み破損がひどく、四十年ほど前から台車に乗せて引いていました。
しかし担ぎみこしの復活と共に、氏子から「聖さんのみこしを担ぎたい」という声が盛り上がり氏子や市民有志でみこし修復事業奉賛会を設立、氏子市民に募金を呼びかけ、行政からの補助を受け完成しました。
平成十六年五月十六日の聖神社神幸祭で、約四十数年間見ることの出来なかった「聖さん」の担ぎみこしがお披露目されました。

屋臺十三臺を曳く。
□山車
・行徳三丁目 宮元
 平成四年(一九九二)に改築(新調)された。氏子側の祭の元締めとして統括してきた誇り高い組である。
昭和期までは、宮元の元締屋臺として行列の最後である殿(しんがり)を曳くのが通例であった。

・新町
二層式。
下臺は素木。人が座れる高さで囃子座となっている。側面は瑞垣様。
上臺は縁周りを朱塗勾欄をめぐらす。正面を開口する。
隅柱は円柱で、頂部は金属製の擬宝珠。
屋根は大きな唐破風で、軒は繁垂木仕上げ。堤燈が多数さげられる。
正面屋根の下は懸魚がかかるが、華やかな造花にかくれている。

・川端一丁目
二層式。屋根のない無蓋車。
素木造。下臺は囃子座で前面に太鼓。締太鼓がのる。
上臺は縁周りを黒漆塗勾欄がつきその外周を紅白の幕で覆う。
地縁には優雅な雪洞(ぼんぼり)がたてられる。
中央に柱が立ち、幣束状物がつけられ多数の短冊状物がさがる、気になるところだが少子は不明である。
上臺にも笛などの囃子方がのる。

・川端二丁目
二層式。車輪は小型の四輪、内車。前面中央に梶棒が一本つく。
すべて素木造。屋根は唐破風。上臺には紫無地の水引幕がかかる。

・川端三丁目
二層式。
下臺、上臺とも柱は素木の角柱。通し柱のように見受けられる。
上臺には黒漆塗りの勾欄をめぐらし、その内側には雪洞がしつらえられる。
 軒の赤い堤燈とその間につけられた藤の造花が艶やかである。

・今町一丁目
舟形屋臺、町内資料によると、舟の形は回船と呼び、「千石舟」を模したもの。
およそ百三十年以前、実際に賀露の造船所で建造し、賀露港から鋳物師橋の北側にあった舟着場まで運んで陸揚げしたとう。
聖神社から下賜された神具を鉾柱用いている。
 上臺四隅に傘鉾状の装飾品がつき、舟は無数の堤燈で埋められ隅には「今一丸」と書かれた堤燈が下がる。

・今町二丁目、棒鼻
二層式素木造りの屋臺。
下臺にも勾欄がつき縁には藍色の下幕がつけられる。
勾欄が地縁部より後退していて、子供たちが腰掛けている。
屋根は神明造。

・南行徳
二層式。下臺外面は紫藍色の下幕で覆い、さらに地元民謡貝殻節で見かけるような花笠が多数取り付けられる。
さらに下臺胴部を水色の幕で囲う。この屋臺は他の屋臺が前後に長い形をしているのに対し四角形をしている。
下臺には簾がさげられている。
 上臺は朱の勾欄がめぐらされるが正面は開口されない。
藍色の水引幕が懸けられ正面は下臺と同じように簾がさがる。

・行徳四丁目
 単層、無蓋の四輪車。
 大きな太鼓を中央に据える。柱には紅白の幕を巻く。

・末広温泉町
 二層式。四輪車。
 全体を黒塗りとし、上臺の勾欄、屋根周りを朱塗りとするあざやかな色彩の対比とあいまって、全体が引き締まった印象を与える。

・有楽町
単層式、四輪社。
屋根を「むくり屋根」としているのが珍らしい、このような屋根は長野県松本市の四柱神社の山車にも見られる。

・瓦町
二層式素木造。四輪車。
この組の山車は聖神社で曳かれる屋臺の中でもっとも標準的な整った美しい形態している。

・元町
二層式素木造。四輪車。
下臺の縁周りを竹の乱四つ目垣としているのが珍しい。
上臺地縁を軒支輪で張り出し、下臺よりひろく取っている、勾欄は素木造り四隅の擬宝珠も柱と一体となる木製である。

・鹿野街道
二層式素木の屋臺。内四輪車。
鳥取藩政以来、内市、外市を中心にして三百余年にわたって繁栄してきた鹿野街道筋の伝統、地域の誇りが心意気となってこめられている。



 聖神社祭には十四臺の屋臺が曳かれる。
昭和二十七年の鳥取大火に見舞われるまで約四〇臺の屋臺を曳いたが、わずか数臺を残すのみで他はすべて焼失した。
現在も旧に復するところまでには到っていないが、現在曳かれる屋臺には往年の伝統と印象がこめられている。


公式HPから